ファッジの嫁入り物語 episode2






30年前は、今では想像もつかないほど仕事が次から次へと舞い込み、残業の日々だった。
しかし、(不謹慎だが)仕事は楽しいし上司は恋人だし、で会社のために働くのは、全く苦痛ではなかった。
で、帰宅時間が遅くなると…




な〜んて、声をかけられたりするんだけど…




と、社内のみなさんは何のお気遣いもなく割り込んで来た(笑)
そして毎日のように一緒に残業し、飲みに行き、遊んだ。
最後はダンナがみんなを自分の車に乗せて駅や自宅まで送り届けていた。

でも、いつも1番最後に送り届けてくれるのは私だった。
2人になると、いろんなことを話した。




デートらしいデートはほとんどなかったが
あの頃はこれで十分だった。
それでも物足りないときは…  




と、当時夜中の2時頃までやっている小さな本屋さんに寄った。




しかし、お互い自分の好きな本を黙々と読むだけ。
でも、ここで料理の本やインテリアの本を読んでは
私なりの花嫁修業をしてたと思う(笑)
この頃は、どんなに帰宅時間が遅くなっても
「バニラさんと一緒だ」
と言えば親は安心した。


しかし一方バニラ家では、カヨコおばさんも交えて本人不在の話し合いが続いていた。(つづく)


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